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沖永良部島ガイド

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自然・気候

写真:海から上る朝日 写真:フーチャ 写真:ソテツジャングル

沖永良部島の位置と気候

沖永良部島は、鹿児島市の南南西546kmの洋上に浮かぶ島で、沖縄本島からは、与論島の次に位置し、年平均気温は22度。1年を通して、ハイビスカスなど亜熱帯の花々が咲き乱れる温暖な気候です。真夏でも、ひとたび木陰に入れば、涼しい海風が肌を過ぎ、体感気温は都会よりも数度は低く感じます。冬でも最低気温は14度程。晴れた日には半そでで散歩がしたくなるような陽気の日も・・・。

沖永良部の景観と地形

切り立った岸壁と真っ青な海・空

太古の昔珊瑚礁が隆起して出来たこの島の海岸線は、フーチャ(吹き上げ洞穴)に代表される、まるで月面を思わせるようなごつごつとした岩肌が続き、その合間にワンジョビーチを始めとする大小80余の砂浜が点在しています。

地底には、現在一部が観光用に公開されている昇竜洞の他、現在国内第2位の距離が確認されている大山水鏡洞など、300といわれる鍾乳洞が網の目のように続いており、中を通う豊富で清涼な地下水は、古くから「暗川(クラゴー)と呼ばれ、人々の生活を支えてきました。

春夏秋冬

青空に咲くフリージアの花 春・・・2月半ばから3月頃、フリージアの花が畦道に可憐に開き始めると、島につかの間の春の到来。赤土の畑は、日本で最も早いメークインの収穫に活気付きます。島周辺を回遊する鯨に出会える確立が最も高いのもこの時期といわれます。

小魚の群れと共に海中を泳ぐウミガメ 夏・・・沖永良部の海開きは例年4月半ば過ぎ。この頃、県道や公園は純白のえらぶ百合で彩られます。梅雨が過ぎると本格的な夏の到来。抜けるような海と空の青のコントラストが南国ならではの光景を描き出します。6〜7月、特産のえらぶ百合球根の掘り取り作業が終われば、ほとんどの農家がしばしの農閑期に入ります。夜の浜では、産卵期を迎えたウミガメの上陸がみられることも・・・。

ススキの穂が茂る農道

秋・・・9月を過ぎると、まだ真夏の日差しが照りつけるこの島にも、少しずつ、心なしか涼しげな秋風が吹き始めます。花の苗やジャガイモの植え付けも始まり、再び畑に活気が戻り始めます。また、敬老会に運動会、文化祭と、地域を上げての交流行事が続くシーズンでもあります。10月も半ばを過ぎた頃には、畑の畦にススキが穂をたらし、秋の気配を印象付けます。

サトウキビの花

冬・・・あんなにも青かった空が一転、毎日曇りがちの天候が続き、暖かさに慣れた体に肌寒さを感じ始めると、冬の到来です。キビ畑のキビが一斉に花を咲かせ、雲間から差し込む陽光に輝く幻想的な光景に出会うことも・・・。花が咲きそろうと、キビ畑は収穫期に入ります。夏場は閉じていた製糖工場の煙突から煙が上がり、酒蔵では黒糖焼酎の仕込が最盛期に入ります。また、海底では、イソマグロやギンガメアジなどの巨大魚群がダイバー達にダイナミックでスリリングな光景を見せてくれます。

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